クリニックブログ

2019.07.13更新

<水虫:足白癬>
水虫(足白癬)は、カビの一種である白癬菌が、皮膚の角質層に寄生することによって起き、新たに皮膚科を受診する方の10%程度を占めるありふれた病気です。
白癬菌は、角質や爪、髪などに含まれるケラチンという蛋白を好んで栄養源とします。そのため、ケラチンが多く存在する場所であればどこにでも感染します。手やからだなどにも感染しますが、9割近くは足です。足に繁殖しやすいのは、靴を履くために足が蒸れ、菌にとって過ごしやすい環境を作るからです。
足白癬は、夏になると日本人の4人に1人にみられると予想されています。
白癬菌は、足白癬にかかった人の皮膚から剥がれ落ちる角質(鱗屑)の中にもいるため、それを素足で踏んだりして菌が付着することにより感染します。
白癬菌が皮膚に侵入し、感染が成立するまで最低24時間かかりますが、足の皮膚に傷口などがある場合は12時間で感染するというデータもあります。
白癬菌は、高温多湿の環境を好みます。また、皮膚表面に汗や汚れが残っているアルカリ性の皮膚環境も繁殖しやすい状態です。毎晩入浴して足やからだを清潔にし、弱酸性の状態に保っていれば、感染は予防できます。

*以下の当てはまる項目が多いほど、水虫になりやすいと言われています。
1. 足を清潔に保てていない、ついつい足のケアを忘れがち
2. 毎日、長時間靴を履き、足が蒸れた状態が続くことが多い
3. 足の指が太く、互いにくっつき合って湿りやすい
4. 体温が高く、体質的に汗をかきやすい
5. どちらかというと、脂性だと思う
6. 糖尿病・免疫不全などの持病で免疫力が弱っている

足白癬には、趾間型(足の指の間の皮が剥けたり、白くふやけたりする)・小水疱型(小さな水ぶくれができ、水ぶくれが破れると皮が剥ける)・角質増殖型(ヒビ、アカギレのように足の裏全体が硬くなる)の3種類があります。
足白癬と間違えやすい症状として、接触皮膚炎(かぶれ)、汗疱・異汗性湿疹、皮膚カンジダ症、細菌感染などがあります。
皮膚科では、角層や爪、毛など白癬菌の寄生が疑われる部位を取り、顕微鏡で観察(KOH直接鏡検)を行います。白癬菌がみつかれば白癬の診断がつきます。
すでに市販の抗真菌薬を外用されている場合は、使用により白癬菌が確認できなくなるため、確定診断がつかなくなる可能性があります。
皮膚の角層に感染した白癬は、抗真菌薬を外用することで改善しますが、爪白癬の場合は、抗真菌薬の内服もしくは外用で治療を行います。

秋~冬の寒い時期になると白癬菌の増殖が止まり、数が減るため、足白癬が治ったように見えますが、白癬菌は残っています。白癬菌が残っていると、春から夏にかけて高温多湿の季節になるとまた白癬菌が増え、足白癬の症状が出てきます。

これからどんどん暑い時期になってくるため、足白癬が心配な方は、ぜひご来院ください。
受診時に顕微鏡検査を行い、診断、当日から治療が可能です。
市販のものや処方されていた抗真菌薬をすでに使用されている場合には、顕微鏡検査で真菌が見えなくなるため、診断がつかなくなります。また、ご自身で足白癬と思っていても、実は湿疹やかぶれの可能性もありますので、抗真菌薬の外用は使用はせずに受診していただけますと幸いです。

 

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